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探偵に依頼する流れ|無料相談で聞かれること、契約前に見る書面、断り方まで

最終更新 2026年7月17日決めるまえノート編集部

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「探偵に相談してみようか。でも、相談したら契約させられるんじゃないか」——依頼を考え始めた人の多くが、ここで足を止めます。何を聞かれるのか、いくら請求されるのか、断れるのか。分からないことだらけで、電話の一歩が重くなっているのではないでしょうか。

結論から言うと、探偵への依頼は契約書に署名するまで、料金は発生しないのが原則です。相談も見積もりも無料と明記している社が一般的で、見積もりだけ取って断ることもできます。そして流れは、どの社でもおおよそ7つのステップで共通しています。

この記事では、依頼の全体の流れ、無料相談で聞かれること、契約前に受け取る書面のどこを見るか、断り方、調査中にやってはいけないことまで、探偵業法(探偵業を規制する法律)と各社の公開情報をもとに整理しました。読み終わる頃には、「相談してから決めればいい」と思えるだけの地図が手に入っているはずです。

先に結論:契約までは無料。だから「相談してから決める」でいい

まず、いちばんの不安に答えます。

✓ ここが要点

探偵への依頼で料金が発生するのは、契約書に署名してからです。相談・面談・見積もりまでは無料が原則で、そこで断っても費用や義務は生じません。しかも探偵業法により、業者は契約前に、料金の概算・解約の条件などを書面で説明する義務があります。つまり「話を聞いてから、書面を見て、断るかどうか決める」——この進め方が、法律で守られた正しい順番です。

迷っている段階でも、無料相談は「依頼の申し込み」ではなく「情報を集める場」として使えます。大手で相談体制が整っている社なら、匿名のまま概算を聞くこともできます。

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相談は無料・契約は不要。費用の見当をつけるだけでも構いません。

依頼の全体の流れ:7つのステップ

最初に地図を見ておきましょう。細かい呼び方は社で違いますが、骨格はどこもほぼ同じです。

  1. 無料相談

    電話・メール・LINEで概要を伝える。24時間対応や匿名相談を受け付ける社もあります

  2. 面談・ヒアリング

    対象者の情報・経緯・目的・予算を一緒に整理。ここまで無料が原則です

  3. 見積もり

    調査プランと概算額の提示。複数社で取って比べられます

  4. 重要事項説明

    契約前に、料金・解約条件などを書面で説明することが法律で義務付けられています

  5. 契約

    内容に納得したら署名。依頼者も「調査結果を違法な目的に使わない」という書面に署名します

  6. 調査

    尾行・張り込みなどの実施。依頼者は「いつも通りの生活」で協力します

  7. 報告

    調査報告書(写真・時系列の記録)を受け取り、次の行動を決めます

このうち、依頼の成否を分けるのは「面談・ヒアリング」と「重要事項説明」の2つです。順に見ていきます。

無料相談で聞かれること:答えは4つ用意すればいい

「何を聞かれるか分からない」が相談の最初の壁です。実際に各社が案内している内容を突き合わせると、聞かれることは大きく4つに整理できます。

  1. 誰を調べたいか → 対象者の氏名・年齢・住所・勤務先・行動パターン・車種・よく行く場所など、分かる範囲で
  2. なぜ調べたいか → 疑いを持つに至った出来事や経緯を、時系列で
  3. 調査で何を実現したいか → 疑いを晴らしたい/離婚や慰謝料請求を視野に入れている/関係を修復したい、など
  4. いくらまで出せるか → 予算の上限

すべてに完璧に答えられる必要はありません。ただ、3の「目的」だけは考えておいてください。目的によって、必要な証拠のレベルも、調査の期間も、費用もまったく変わるからです。

ここで1つ、知っておくと安心な種明かしがあります。相談で目的を丁寧に聞かれるのは、疑われているからではありません。探偵業法9条により、業者は調査結果が違法な目的(犯罪・差別・つきまとい等)に使われると知ったときは、調査をしてはならないと定められています。目的をしっかり確認する社ほど、法律を守っている社です。

相談の前に準備しておくと話が早いものも挙げておきます。対象者の最近の写真はあるか?→顔・全身など複数枚あると理想。不審な出来事のメモはあるか?→日付つきの時系列メモにしておくと、感情的にならずに要点を伝えられます。金銭の動きの記録はあるか?→レシートやカードの明細など。どれも「あれば」で構いません。

なお、匿名・非通知での相談を受け付けると明記している社もあります(原一探偵事務所は公式サイトで明記)。名乗るのが不安な段階では、匿名で概算だけ聞く使い方もできます。正式契約時には身分証明書による本人確認があるのが一般的です。

重要事項説明:契約前の書面で見るべき5点

見積もりに納得すると、契約の前に「重要事項説明」があります。ここが依頼全体でいちばん大事な関門です。

探偵業法8条は、業者が契約前に9項目を書面で説明することを義務付けています。全部は覚えなくて構いません。素人が特に落としがちな5点に絞ります。

料金の総額と内訳は明確か?→契約前の書面は「概算額」、契約書は「確定額」と法律上も区別されています。概算のまま署名せず、経費(車両費・機材費・報告書作成費)が込みか別かまで確認します。解約・返金の条項はあるか?→調査開始前・開始後それぞれで、返金がどうなるかを見ます。調査の内容・期間・方法は書かれているか?→とくに成功報酬型は「何が撮れたら成功か」の定義を書面で。届出先の公安委員会と届出番号は書かれているか?→公式サイトや営業所の標識と照合できます。秘密の保持と資料の処分は書かれているか?→調査で集めた資料がどう管理・処分されるかです。

! ここに注意

書面をくれない・口頭だけで済ませようとする業者は、その時点で契約を見送ってください。

契約前の書面交付と説明は探偵業法8条の義務で、書面の不交付や虚偽記載には30万円以下の罰金が定められています。「書面は契約後に」「うちは口頭で十分」という業者は、法律の基本を守っていません。誠実な社なら、説明を求められて嫌がる理由がないはずです。

あわせて、依頼者側にも1つ手続きがあります。探偵業法7条により、依頼者は「調査結果を犯罪や違法な差別などに使わない」という誓約の書面に署名します。これは全ての依頼者に共通の法律上の手続きなので、求められても驚かなくて大丈夫です。逆に、この書面を求めない業者のほうが要注意です。

見積書の数字の見方——単価・最低契約時間・経費・延長条件をどうそろえて比べるか——は、探偵の見積もりの見方でくわしく整理しています。

断り方:見積もりまで取って、断っていい

「相談したのに断ったら悪いのでは」——この遠慮が、いちばん高くつきます。

原則を繰り返します。契約を結ぶまで、金銭的な義務は生じません。見積もりを取って比較して断るのは、ふつうの消費行動です。断り文句は「他社とも比較したいので、一度持ち帰ります」で十分です。

気をつけたいのは、その場で決めさせようとする業者です。「今日契約すれば割引」「今夜が調査のチャンス」と即決を迫られたら、それ自体が注意サインと考えて持ち帰ってください。強引な勧誘で困ったときは、消費者ホットライン188(いやや)で最寄りの消費生活センターに相談できます。

クーリングオフについても、正確なところを書いておきます。「契約しても8日以内なら解除できる」と思われがちですが、探偵の契約では事務所に自分から出向いて契約した場合、原則クーリングオフの対象になりません。対象になり得るのは、自宅や喫茶店など営業所の外で契約した場合や、電話勧誘で契約した場合(訪問販売・電話勧誘販売に該当する場合、書面受領日から8日以内)です。つまり、クーリングオフを当てにするより、迷いがあるうちは署名しない——これが最も確実な自衛です。

契約後の中途解約は、契約書の解除条項によります。解約料が高すぎる場合、事業者に生じる平均的な損害を超える部分は消費者契約法で無効となる可能性があると国民生活センターは案内していますが、争いになりやすい領域です。だからこそ、署名の前に解約条項を読む——順番がすべてです。

調査中に依頼者がやってはいけないこと

契約して調査が始まったら、依頼者の仕事は1つだけです。いつも通りに過ごすこと。

意外に思うかもしれませんが、調査の失敗要因として各社が繰り返し注意喚起しているのは、依頼者側の行動の変化です。

  • 相手への態度を急に変える(優しくする・冷たくする・質問攻めにする)→警戒され、行動パターンを変えられます
  • SNSや知人に調査のことを話す・書く
  • スマホに「探偵 依頼」などの検索履歴や、探偵事務所の連絡先・着信履歴を残す
  • 調査の成功を見込んで、お金の動きを変える
  • 自分でも尾行やGPSの取り付けをして「援護」しようとする

最後の1つは、失敗どころか法律の問題になります。相手に無断でGPS機器を取り付けて位置情報を取る行為は、改正ストーカー規制法(2021年8月26日施行)の規制対象で、罰則もあります。調査はプロに任せ、依頼者はふだんの生活を守る——これが役割分担です。くわしくはGPSの違法ラインを読んでください。

一度相手に警戒されると、プロでも証拠の取得は格段に難しくなり、調査は長引き、費用も膨らみます。「いつも通り」は、費用を抑える意味でも最大の協力です。

相談先を選ぶ:流れが分かったら、最後は相手選び

ここまでの流れは、相手がまともな業者であることが前提です。最後に、相談先の確認方法を3点に絞ります。

探偵業の届出番号が出ているか?→公式サイトか営業所の「標識」で確認します(2024年4月から、以前の届出証明書に代わって標識の掲示が原則になりました)。行政処分を受けていないか?→各都道府県警のサイトで、直近3年の処分歴が公表されています。料金と解約の条件を契約前に書面で出すか?→ここまで読んだとおり、法律上の義務です。渋る社は選外にします。

この3点を確認できた社の中から、当サイトが届出・料金公開・処分の有無まで確認した1社を挙げておきます。無料相談は24時間対応で、匿名・非通知でも受け付けると公式に明記されています。

掲載基準クリア(届出・料金公開・処分の公表なし)

原一探偵事務所

  • 探偵業届出済
  • 全国対応
  • 実額を公開

株式会社原一(1977年設立・業歴およそ49年)/全国に拠点

こんな人に:大手の安心感がほしい/見積もりを実額で比べたい人
料金
時間制・定額などの実額を公式サイトで公開
届出
探偵業の届出あり/行政処分の公表なし
エリア
全国対応
気になる点
規模が大きいぶん費用は安くはない。見積もりの内訳(経費が込みか別か)を確認
  • 相談は無料
  • 契約は不要
無料相談で見積もりを取る契約は不要。費用の見当をつけるだけでも →

複数社を同じ物差しで比べたい場合は、大手の開示状況を横断整理した探偵社の情報開示スコアを、悪質な業者の手口を知っておきたい場合は悪徳探偵の見分け方を使ってください。費用の相場感は浮気調査の費用の記事で先につかんでおくと、見積もりを冷静に読めます。

よくある質問

探偵への相談は本当に無料ですか?

契約を結ぶまで料金は発生しないのが原則で、相談と見積もりは無料と明記している社が一般的です。相談したからといって契約の義務は生じませんし、見積もりだけ取って断ることもできます。複数の社で見積もりを取って比べるのも、ふつうの行動です。ただし運用は社ごとに違うので、初回の連絡時に「どこから料金が発生するか」を一言確認しておくと安心です。

無料相談では何を聞かれますか?

大きく4つで、①誰を調べたいか(対象者の情報)②なぜ調べたいか(経緯)③調査で何を実現したいか(目的)④予算の上限、です。対象者については氏名・年齢・勤務先・行動パターン・車種など、分かる範囲で聞かれます。すべて答えられなくても相談は成立します。目的を丁寧に聞かれるのは、法律上、違法な目的の依頼を業者が断る義務があるためで、むしろ丁寧に聞く社ほど信頼できます。

匿名で相談できますか?

匿名や非通知の相談を受け付けると明記している社があります。たとえば原一探偵事務所は公式サイトで「非通知・匿名でもOK」と案内しています。ただし対応は社ごとに異なるため、匿名で相談したい場合は各社の案内を確認してください。なお、正式に契約する段階では本人確認(身分証明書)が必要になるのが一般的です。

契約後にキャンセルはできますか?

条件によります。探偵の契約は、事務所に自分から出向いて結んだ場合、クーリングオフの対象には原則なりません。一方、自宅や喫茶店など営業所の外で契約した場合や、電話勧誘で契約した場合は、訪問販売などに該当すれば書面を受け取った日から8日以内にクーリングオフできる可能性があります。確実なのは「迷いがあるうちは契約しない」ことです。中途解約の条件は契約書の解除条項で決まるため、署名の前に解約時の返金の扱いを確認してください。

調査中、依頼者は何に気をつければいいですか?

「いつも通りに過ごす」ことが最大の協力です。相手への態度を急に変える、根掘り葉掘り質問する、SNSに書く、スマホに「探偵」関連の検索履歴や連絡先を残す——こうした行動は相手の警戒を招き、調査を難しくすると各社が注意喚起しています。また、自分で尾行したりGPSを取り付けたりするのは法律に触れるおそれがあるため、調査はプロに任せて、ふだんの生活を続けてください。

まとめ

  • 探偵への依頼は、相談→面談→見積もり→重要事項説明→契約→調査→報告の7ステップ。契約までは料金が発生しないのが原則
  • 無料相談で聞かれるのは「誰を・なぜ・どうしたいか・いくらまで」の4つ。目的を丁寧に聞く社ほど法令を守っている
  • 契約前の書面(重要事項説明)は法律上の義務。料金の概算と内訳・解約条項・成功の定義・届出番号・資料の扱いの5点を確認する
  • 見積もりだけ取って断ってよい。即決を迫る業者は持ち帰る。クーリングオフは店舗契約では原則使えないので、署名前の判断がすべて
  • 調査が始まったら「いつも通り」が最大の協力。自力のGPS・尾行は法律に触れるおそれがある

流れが分かれば、無料相談は怖い場所ではなく、情報を集める場所になります。まず匿名でもいいので概算を聞き、書面を見て、納得してから決めてください。決めるのは、すべての説明を受けたあとで十分間に合います。

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大手に直接相談したい場合は

無料相談を受け付けています。契約前に見積もり内容を必ず確認してください。

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相談は無料・契約は不要。費用の見当をつけるだけでも構いません。


参考情報

  • 探偵業の業務の適正化に関する法律 第7条・第8条・第9条(e-Gov法令検索
  • 警察庁「探偵業」(届出・行政処分に関する案内)
  • 国民生活センター「クーリング・オフ」・FAQ探偵/興信所カテゴリ(契約・解約の考え方)
  • 消費者庁「特定商取引法ガイド(訪問販売)」・消費者ホットライン188
  • 原一探偵事務所 公式サイト(匿名・非通知相談の案内・2026年7月確認)
  • PIO探偵事務所・探偵社FUJIリサーチ 公式コラム(無料相談で聞かれる項目・持参物)
  • 各探偵社の公式コラム(調査中の注意事項に関する各社共通の注意喚起)

※この記事は公開されている一般的な情報の整理であり、個別の事案への法的助言ではありません。

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