探偵スコアの付け方
決めるまえノートでは、探偵社を「広告費をいくら払ってくれたか」ではなく、公開されている情報を確認できるかで並べています。このページでは、その採点の仕方をすべて公開します。
先にいちばん大事なことをお伝えします。このスコアは情報がどれだけ開示されているか(透明性)の目安であって、調査力や成功率のランキングではありません。証拠が取れるかどうかは依頼の内容や相手の動き方で変わるため、点数にはしていません。
3つの約束
このスコアは、次の3つを守って作っています。守らないと、よくある「おすすめランキング」(広告費や自己申告で決まるもの)と同じになってしまうからです。
- 提携している=おすすめ、ではありません。当サイトは多くの探偵社と広告で提携できますが、スコアに載せて推すのは基準を満たした社だけです。基準に届かない社は、正直な注記をつけるか、載せません。
- 自分で調査する社(実施型)と、紹介するだけの社(紹介型)は分けます。この2つは仕組みが違うので、同じ一列には並べません。
- 確かめられることだけを採点します。「調査力No.1」「成功率97%」といった自己申告は、第三者が確かめられないのでスコアには入れません(参考として別に書きます)。
採点する8つの軸
次の8つを、公式サイトや公的な情報で一つずつ確認します。◯=満たす、△=条件つき・一部だけ、✕=公式で確認できない、−=その社には当てはまらない、で表します。
1. 届出番号の開示
重み:大きい探偵業の届出番号を公式サイトで確認できるか。紹介型は「調査は自分では行わない」ことの明示と、紹介先の審査基準の公開で代わりに見ます。
- ◯ 届出番号を公式に明示している
- △ 奥のページだけ/受注する会社と番号の対応があいまい
- ✕ 公式で確認できない
2. 料金の透明性
重み:大きい時間あたりの料金やパック料金など、料金の仕組みを契約の前に確認できるか。「〇円〜」だけで総額が見えない見せ方は減点します。
- ◯ 時間単価やパックの実額を公開
- △ 下限や一部だけ公開・総額は見積り次第
- ✕ 対面まで金額が出ない
3. 解約・返金の条件
重み:ふつう途中でやめたときの費用や返金の条件を、公式サイトで確認できるか。
- ◯ 解約・返金の条件を具体的に公開
- △ 余った時間の返金だけ等・条件が限定的
- ✕ 公式で確認できない
4. 経費の明示
重み:小さい車の代金や機材代などの経費が、料金に込みか別かをはっきり書いているか。
- ◯ 込み/別をはっきり明記
- △ 一部だけ明記
- ✕ はっきりしない
5. 成果に連動する費用
重み:小さい「証拠が取れなければ費用がかからない」など、結果に応じた費用の仕組みがあるか。※成果の「保証」ではなく費用の仕組みのこと。
- ◯ 完全成功報酬(取れなければ0円)を明示
- △ 一部が成果連動
- ✕ 時間制など・成果連動はなし
6. 運営の実体
重み:ふつう運営する会社・設立年・所在地などを公開し、実在が確認できるか(借りた住所だけでないか)。
- ◯ 運営会社・設立年・実在の拠点を公開
- △ 一部が未公開/新しい・実体がうすい
- ✕ 運営の実体が確認しにくい
7. 第三者性
重み:ふつう業界団体への加盟、弁護士との連携(実名か)、実際の事務所の拠点があるか。
- ◯ 協会加盟や実名の弁護士連携・実拠点を確認
- △ 一部だけ/連携先が身内・無名
- ✕ 確認できない
8. 処分の公表なし
重み:ふつう公安委員会の行政処分の公表ページに、その社の掲載がないか(公表される期間は処分の日から3年間)。
- ◯ 確認した範囲で公表なし
- △ —
- ✕ 公表あり(重大)
「情報開示スコア」の出し方
8つの軸それぞれに、◯=満点・△=半分・✕=0点をつけ、軸の重み(大きい・ふつう・小さい)をかけて合計します。それを満点で割って、0〜100の数字にしたものが「情報開示スコア」です。−(対象外)の軸は計算から外します。
数字の細かい差で優劣を競わせないよう、表示は3つのバンドに分けています。
- 開示:しっかり(おおむね78以上)……届出・料金・解約などをはっきり公開している
- 開示:一部(おおむね55〜77)……主要な情報は出ているが、一部が見積り次第・非公開
- 開示:要確認(55未満)……公式では確認できない項目が多い。契約前の確認が必要
ここで大切なのは、✕や「要確認」は「その社が悪い」ではなく「公式サイトで確認できなかった」という意味だということです。契約前にもらえる書面には書かれていることもあります。だからスコアは「契約前に、何を自分で確かめるべきか」の地図として使ってください。
しないこと(判定しない原則)
- 順位を断定しません。開示スコアの高い順に並べますが、「ここが1番良い探偵社」とは言いません。合う・合わないは依頼の内容で変わります。
- 自己申告はスコアに入れません。「No.1」「成功率◯%」「満足度◯%」「相談◯万件」などは第三者が確かめられないため、参考として別に書くだけにします。
- 口コミはスコアにせず、証拠として両論で載せます。良い声と気になる声の両方を、出どころ(みん評・地図サービスなど)と時期をつけて引用します。出どころが確かめられない口コミや、投稿に謝礼が出る媒体の口コミは、そのままでは使いません。
自分で調査する社と、紹介するだけの社を分ける理由
「実施型」は、自分で公安委員会に届け出て調査する社です。「紹介型(一括見積り)」は、自分では調査せず、提携している探偵社に取り次ぐ社です。届出や料金の見え方が根本から違うので、同じ物差しで一列に並べると誤解のもとになります。そのため、情報開示スコアは実施型どうしの比較に使い、紹介型は別枠で、仕組みと注意点を添えて紹介します。
今回のスコアについて
今回は、広告で提携できる探偵社を中心に22社を実際に調べ、基準を満たした社を掲載しています(自分で調査する実施型は16社)。情報が食い違う、料金や解約の条件が確認できないなどの理由で、掲載を見送った社もあります(最高単価の社を見送った例もあります=広告費でなく基準で選ぶ、という約束のためです)。
各社の評価は、2026年7月に公式サイト・法人番号(国税庁)・業界団体・公安委員会の行政処分の公表ページなどを確認して付けています。料金や運用は変わることがあるので、最新の情報は各公式サイトで確認してください。当サイトの広告掲載の考え方は掲載基準・編集ポリシーにもまとめています。
参考情報
- 各探偵社の公式サイト(届出番号・料金・会社概要)
- 国税庁 法人番号公表サイト(運営会社の実在・設立の確認)
- 各公安委員会「探偵業法に基づく行政処分」の公表ページ(掲載期間は処分日から3年)
- 探偵業の業務の適正化に関する法律(e-Gov法令検索)
このスコアは公開情報を整理したものであり、個別の法的判断や品質の保証ではありません。