配偶者を自分で尾行するのは違法?犯罪に変わってしまう3つの落とし穴
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配偶者(パートナー)がどこで誰と会っているのか気になって、「あとをつけて、確かめてしまおうか」と考えたことのある方は少なくないと思います。気持ちは、とてもよく分かります。
結論から言うと、婚姻関係にある相手を尾行すること自体は、直ちに違法ではないとされています。ただし、それが「やりすぎ」や「相手の領域への立ち入り」に変わったとたん、一気に犯罪に近づいてしまう、という危うさがあります。しかも、感情的に追えば相手に気づかれ、かえって手がかりが遠のくことも多いです。
この記事では、尾行そのものの扱い、どこで犯罪に変わるのか、そして探偵の尾行が「適法」とされる理由を、弁護士の解説と公的な情報をもとに整理します。個別の法的な判断ではなく、動く前に線引きを知っておくための一般的な情報として読んでください。
先に結論:尾行そのものは直ちに違法でないが、一線を越えると危うい
✓ ここが要点
婚姻関係にあるパートナーを尾行すること自体は、直ちに違法とはされていません。ですが、相手に恐怖を感じさせるほどくり返す・敷地に立ち入る・待ち伏せる、といった行為に変わると、一気に犯罪に近づくとされています。 さらに、感情的な尾行は相手に気づかれやすく、証拠を隠されて逆効果になりがちです。「違法化」と「失敗」の二重のリスクがある、と考えておくと安全です。
なぜ、尾行が途中から危うくなるのか。順番に見ていきます。
「尾行=すぐ違法」ではない、が通報で一変する
まず、尾行そのものは直ちに違法ではない、とされています。ここは誤解されやすいところです。
ただし、状況は「相手がどう受け取るか」で大きく変わります。
✎ 私の調査メモ
確認したこと:複数の弁護士事務所の解説によれば、婚姻関係にある相手を尾行すること自体は直ちに違法ではないものの、相手や浮気相手が「つきまとわれて怖い」と警察に相談・通報すれば、警告や禁止命令の対象になり得るとされています。それでもくり返せば「つきまとい」として書類送検され、有罪になれば1年以下の拘禁刑(旧:懲役)または100万円以下の罰金にあたり得る、と説明されています。つまり、「自分では追っているだけ」のつもりでも、相手が恐怖を訴えた時点で扱いが変わる、という構造です。
自分の感覚では「確かめたいだけ」でも、相手の側から見れば「つきまとわれている」となり得る——ここが、尾行のいちばん危ういところです。
一気に犯罪に近づく、3つの落とし穴
尾行が犯罪に変わりやすいのは、次の3つの場面だと解説されています。
! ここに注意
- くり返して相手に恐怖を感じさせる:警告や禁止命令の対象になり得て、くり返せば「つきまとい」として処罰の対象になり得るとされています。
- 執拗に待ち伏せる:「軽犯罪法」という法律で、待ち伏せて立ちふさがる・身辺に群がるといった行為が取り締まりの対象になり得るとされています。
- 相手の家の敷地に無断で入る:様子をうかがおうと敷地に立ち入れば、住居に無断で入る罪にあたるおそれがあります(解説では、3年以下の拘禁刑〈旧:懲役〉または10万円以下の罰金にあたるとされています)。
どれも、「もう少し近づいて確かめたい」という気持ちの延長で起きやすい行為です。だからこそ、感情のままに踏み込まないことが大切だとされています。
それに、素人の尾行は「気づかれて逆効果」になりやすい
法律の問題だけではありません。もう一つの現実的なリスクが、「気づかれてしまう」ことです。
相手に気づかれずに、何度も追い続けるのは、思っている以上に難しいものです。焦って近づけば相手に警戒され、やり取りを消されたり、会うのをやめられたりして、かえって手がかりが遠のいてしまいます。しかも、暗い場所や動いている相手を、証拠になる質で撮るのも簡単ではありません。
つまり、自分の尾行には「違法化のリスク」と「気づかれて失敗するリスク」の両方があります。何が強い証拠になるか、なぜ個人では撮りにくいのかは、不倫の証拠は何があれば足りる?で整理しています。
探偵の尾行が「適法」とされる理由と、動き方
同じ「尾行」でも、探偵の調査は法的な立ち位置が異なる、と解説されています。探偵は公安委員会への届出をしたうえで、「探偵業」についての法律が業務として認める範囲で、聞き込み・尾行・張り込みを行います。依頼を受けたプロの調査と、感情的に行う個人の尾行とでは、扱いが変わる、ということです。
無理に自分で追わずに進めるなら、おおまかな順番はこうなります(暴力を受けているなど、危険がある状況では当てはまらないこともあります)。
確信する前に、問い詰めない
早く問い詰めると相手が警戒し、かえって手がかりが遠のきがちです
自分での尾行・待ち伏せ・立ち入りに踏み込まない
ここを越えると、処罰のリスクと気づかれるリスクの両方を負います
いま手元にあるものを残す
消えると困るものを、日付が分かる形で控えます
弁護士に「足りるか」を相談する
いまの手がかりで足りるか、次に何をすればいいかは、弁護士に見てもらうのが確実です
足りなければ探偵に相談する
追跡や張り込みが必要なら、証拠集めは探偵、交渉や裁判は弁護士、と役割を分けるのが一般的です
「自分で追うのは危ないと分かったが、では何もできないのか」と感じたら、証拠集めそのものを専門家に相談してしまうのも一つの手です。当サイトが届出番号や料金の公開を確認できた社のうち、まず無料で相談できる1社を挙げておきます。契約する必要はなく、自分のケースで何がどこまでできそうかを聞くだけでも、頭の整理になります。
原一探偵事務所
- 探偵業届出済
- 全国対応
- 実額を公開
株式会社原一(1977年設立・業歴およそ49年)/全国に拠点
- 料金
- 時間制・定額などの実額を公式サイトで公開
- 届出
- 探偵業の届出あり/行政処分の公表なし
- エリア
- 全国対応
- 気になる点
- 規模が大きいぶん費用は安くはない。見積もりの内訳(経費が込みか別か)を確認
- 相談は無料
- 契約は不要
よくある質問
配偶者を自分で尾行するのは違法ですか?
婚姻関係にあるパートナーを尾行すること自体は、直ちに違法ではないとされています。ただし、相手や浮気相手から「つきまとわれて怖い」と警察に通報されれば、警告や禁止命令の対象になり得て、くり返せば「つきまとい」として処罰の対象になり得ると解説されています。境界は微妙なので、慎重に考える必要があります。
待ち伏せや張り込みも、自分でやって大丈夫ですか?
執拗な待ち伏せは、「軽犯罪法」という法律で取り締まりの対象になり得るとされています。相手の家の敷地に無断で入って様子をうかがえば、住居に無断で入る罪にも当たるおそれがあります。感情的に踏み込むほど、犯罪に近づきやすくなります。
尾行してもよいのは、どこまでですか?
明確な線があるわけではありませんが、「相手に恐怖を感じさせるほどくり返す」「敷地に立ち入る」「待ち伏せる」といった行為は危ういとされています。相手の領域に踏み込まず、感情的にくり返さないことが一つの目安ですが、判断が難しいため、無理に自分で追わないほうが安全です。
探偵の尾行は合法なのに、自分の尾行は問題になるのはなぜですか?
探偵は公安委員会への届出をしたうえで、法律が業務として認める範囲で尾行や張り込みを行います。依頼を受けたプロの調査と、感情的に行う個人の尾行とでは、法的な立ち位置が異なる、と解説されています。同じ「尾行」でも扱いが変わる、ということです。
自分で尾行して撮った写真は、証拠として使えますか?
民事の裁判では、集め方が違法でも直ちに使えなくなるわけではない、と説明されています。ただし、相手に気づかれて証拠を隠されたり、行きすぎて自分が処罰のリスクを負ったりするおそれがあります。証拠になる質で撮るのも難しいため、差し引きで損をしやすいとされています。
まとめ
- 婚姻関係にある相手を尾行すること自体は、直ちに違法ではないとされる。ただし境界は微妙
- 相手が「つきまとわれて怖い」と通報すれば、警告や禁止命令の対象になり得て、くり返せば「つきまとい」として処罰の対象になり得るとされる
- 執拗な待ち伏せは軽犯罪法、敷地への無断の立ち入りは住居に無断で入る罪にあたるおそれがある
- 感情的な尾行は、相手に気づかれて逆効果になりやすい。違法化と失敗の二重リスクがある
- 探偵の尾行は届出をしたうえでの調査で、法的な立ち位置が異なるとされる。追跡が必要なら専門家に相談を
尾行でいちばん避けたいのは、確かめたい一心で踏み込みすぎ、処罰のリスクを負ったうえに相手に気づかれてしまうことです。まずは、手元にあるものを整える。そのうえで、費用の相場を確かめ、必要なら無料相談で「自分のケースで何ができるか」を聞いてみてください。動き出すかどうかは、話を聞いてから決めれば十分です。
参考情報
決めるまえノート編集部
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