浮気の録音は証拠になる?勝手に録っていい範囲と、盗聴になる一線
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配偶者(パートナー)の様子が気になって、「会話を録音しておけば、何か証拠になるのでは」と考える方は少なくありません。スマホで手軽に録れる時代なので、なおさらだと思います。
結論から言うと、録音が証拠として使えるかどうかは、「誰の会話を録ったか」で大きく変わります。自分も加わっている会話を録るぶんには原則問題になりにくいとされる一方、自分がいない場所に録音機をしかけて他人同士の会話を録る「盗聴」は、違法性が高いと解説されています。
この記事では、どこまでが問題になりにくく、どこからが危ないのか、そして録音の中身がなぜ問われるのかを、弁護士の解説と裁判例をもとに整理します。個別の法的な判断ではなく、動く前に線引きを知っておくための一般的な情報として読んでください。
先に結論:「自分が入っている会話」か「他人同士の盗聴」かで変わる
✓ ここが要点
自分もその会話に加わっている場合、相手に無断で録音(秘密録音)しても、原則として問題になりにくく、民事の裁判では証拠として扱われることが多いとされています。 一方で、自分がいない場所に録音機をしかけて、他人同士の会話を録る「盗聴」は、違法性が高く、証拠としても認められにくいとされます。線引きは「自分がその会話に入っているか」だと覚えておくと分かりやすいです。
なぜこの線引きになるのか、順番に見ていきます。
「自分が加わっている会話」を録るのは、原則問題になりにくい
自分も話に入っている会話を、相手に断らずに録ること(秘密録音)は、民事の裁判では証拠として扱われることが多いとされています。夫婦の会話を、自分のスマからそっと録っておく、といった場面がこれにあたります。
✎ 私の調査メモ
確認したこと:秘密録音の扱いについては、古くからよく引かれる裁判例(東京高裁 昭和52年7月15日)があります。複数の弁護士事務所の解説によれば、この裁判例は「録音が、著しく反社会的な手段を用いて人の心や体の自由を縛るような、人格を大きく傷つける方法で録られたものであるときは、証拠として認められないこともある」という考え方を示したうえで、その事案の録音自体は証拠として認めた、と紹介されています。つまり、よほど行きすぎた録り方でなければ、自分が加わった会話の録音は認められやすい、という整理です。個別のケースがどう扱われるかは、事情によって変わります。
自分の家や自分の車の中で、自分も入っている会話を録るのは、その「自分の領域」で完結している点でも、問題になりにくいとされています。
アウトになりやすいのは「他人同士の会話の盗聴」
危ないのは、ここからです。
! ここに注意
自分がいない場所に録音機をしかけて、他人同士の会話を無断で録る「盗聴」は、違法性が高く、証拠としても認められにくいとされています。とくに、相手が管理する部屋・車・職場に無断で入って録音機を仕掛ければ、それ自体が「著しく反社会的な手段」にあたるおそれがあり、さらに、住居に無断で入る罪などの刑事の問題も重なるおそれがあります。証拠がほしくても、この方法は避けておくほうが安全です。
同じ「録音」でも、自分が入っている会話を録るのと、他人同士の会話を仕掛けて録るのとでは、まったく話が変わります。前者は問題になりにくく、後者は一気に危うくなる、という感覚を持っておくとよいと思います。
録れても、中身が薄いと証拠としては弱い
もう一つ、知っておきたいのが「中身」の話です。適法に録れたとしても、その会話が浮気の証拠として役に立つかどうかは、別の問題です。
体の関係をうかがわせる具体的なやり取りが録れていれば意味を持ちますが、「最近あやしい」という程度の口論や、感情的なやり取りだけでは、それ単独では弱いとされることが多いです。ここは、LINEやメールが「中身」で決まるのと同じ考え方です。
だから、録音は「一つの手がかり」として押さえつつ、体の関係を示す写真や記録と組み合わせて備えておくのが安全だとされています。何が強い証拠になるかは、不倫の証拠は何があれば足りる?で整理しています。
では、どう動けばいいか
安全に、かつ無駄なく進めるなら、おおまかな順番はこうなります(暴力を受けているなど、危険がある状況では当てはまらないこともあります)。
確信する前に、問い詰めない
早く問い詰めると相手が警戒し、かえって手がかりが遠のきがちです
自分が入っている会話の録音にとどめる
他人同士の会話を仕掛けて録る「盗聴」には踏み込まないようにします
録音は「一つの手がかり」と考える
中身が薄いと単独では弱いので、ほかの証拠と組み合わせて備えます
弁護士に「足りるか」を相談する
いまの手がかりで足りるか、次に何をすればいいかは、弁護士に見てもらうのが確実です
足りなければ探偵に相談する
追加の証拠が必要なら、証拠集めは探偵、交渉や裁判は弁護士、と役割を分けるのが一般的です
「録音だけでは心もとない」と感じたら、証拠集めそのものを専門家に相談してしまうのも一つの手です。当サイトが届出番号や料金の公開を確認できた社のうち、まず無料で相談できる1社を挙げておきます。契約する必要はなく、自分のケースで何がどこまでできそうかを聞くだけでも、頭の整理になります。
原一探偵事務所
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- 全国対応
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株式会社原一(1977年設立・業歴およそ49年)/全国に拠点
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- 気になる点
- 規模が大きいぶん費用は安くはない。見積もりの内訳(経費が込みか別か)を確認
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- 契約は不要
よくある質問
配偶者との会話を無断で録音するのは違法ですか?
自分もその会話に加わっている場合、無断で録音(秘密録音)しても、原則として問題になりにくく、民事の裁判では証拠として扱われることが多いとされています。一方、自分がいない場所に録音機をしかけて、他人同士の会話を録るのは、違法性が高いと解説されています。線引きは「自分がその会話に入っているか」です。
録音した会話は、浮気の証拠として使えますか?
中身によります。体の関係をうかがわせる具体的なやり取りなら意味を持ちますが、「怪しい」という程度の会話だけでは、それ単独では弱いとされます。ほかの証拠と組み合わせて備えるのが安全だと解説されています。
相手の車や部屋に録音機をしかけて録るのはダメですか?
自分がいない場所に録音機をしかけて他人同士の会話を録るのは、違法性が高く、証拠として認められにくいとされています。さらに、相手が管理する部屋や車に無断で入って仕掛ければ、住居に無断で入る罪などにも当たるおそれがあります。避けておくほうが安全です。
自分の家や自分の車の中での録音はどうですか?
自分が管理する場所で、自分も加わっている会話を録るぶんには、問題になりにくいとされています。ただし、録音の中身が体の関係を示すものでなければ、証拠としては弱いことが多い点は変わりません。
こっそり録った録音でも、裁判で使えますか?
自分が加わっている会話の秘密録音は、民事では証拠として扱われることが多いとされます。ただし、著しく行きすぎた方法で録ったものは認められないことがある、という裁判例もあります。判断は事情によるため、手元の録音で足りるかは弁護士に相談するのが確実です。
まとめ
- 録音が証拠として使えるかは「誰の会話を録ったか」で変わる。自分も加わっている会話の録音は、原則問題になりにくく、民事では証拠として扱われることが多いとされる
- 自分がいない場所に録音機をしかけ、他人同士の会話を録る「盗聴」は違法性が高く、証拠として認められにくい。相手の領域に無断で入って仕掛ければ、別の罪も重なるおそれがある
- 適法に録れても、中身が体の関係を示すものでなければ、単独では弱いことが多い
- 録音は「一つの手がかり」と考え、写真やほかの記録と組み合わせて備えるのが安全
- 迷ったら、手元の録音で足りるかを弁護士に相談するのが確実
録音でいちばん避けたいのは、証拠がほしくて盗聴に踏み込み、認められないうえに自分が法律に触れてしまうことです。まずは、自分が入っている会話の範囲で手元を整える。そのうえで、何が強い証拠になるかを確かめ、必要なら無料相談で「自分のケースで何ができるか」を聞いてみてください。動き出すかどうかは、話を聞いてから決めれば十分です。
参考情報
- 秘密録音の証拠能力に関する裁判例(東京高裁 昭和52年7月15日)についての弁護士事務所の解説(複数)
- 民事訴訟における録音・盗聴の証拠の扱いに関する弁護士事務所の解説(複数)
- 住居侵入など、盗聴器の設置に伴う刑事上の問題に関する弁護士事務所の解説(複数)
- 民法(e-Gov法令検索)
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